中学サッカー。
僕のサッカーキャリアで唯一戻りたい時間、
取り戻したい時間はと聞かれれば必ずこの時期と答えるだろう。
理由は、
「天狗になっていた」時期だったからだ。
天狗になっていた=僕が一番うまいと思い込んでいた=本気で練習に取り組んでいなかった、サッカーと向き合っていなかった。
僕も当時は背の低い中学生。
「モテたい」
内心思いつつもそれを隠し切れず女の子の前でめちゃくちゃアピールしていたのは思い返すだけで恥ずかしい。
今でもモテ期のピークは中学生。
この時期を超えるモテ期は生まれ変わってもこない。
サッカー部では一番上手くて、
学校の窓から見ていた女の子からも注目されて、
調子に乗っていたんだろう。
今考えるとダサいことをしていたなぁと感じる。
格好なんかつけないでもっと
直向きに、
泥臭く、
先を見据えて、
頑張れば良かったなと思う。
タラレバだけどね。笑
とは言いつつも、
「ハレルヤーチャンス」を使わない限りは過去になんて戻れない(※ハレルヤーチャンス知らない人はプロポーズ大作戦を見てもらいたい)。
できることは、
「今を生きること」
それしかないのである。
先日、
中学生の頃大変お世話になった恩師の方と約7年振りに再開した。
それも僕が中学サッカー最後の大会で負けたグラウンド、
茅ヶ崎市立第一中学校で。
(↑2012年の夏☀️)
一中のグラウンドに足を踏み入れたのもその試合以来。
11年振りだった。
懐かしい思い出がブワーッと一気に蘇ってきた。
その日はサッカーをしに行くのではなく観客として中体連の試合を見に行った。
26歳。プレーする側から見る側に立場が変わったか…
そう感じた瞬間でもあった。
しかし残念なことに指導の現場は何一つ変わっていなかった。
正直、
これでは「茅ヶ崎のレベルは上がらないな」と感じた。
こればかりは意見が分かれると思う。
実際に現場に行ってそのように感じた理由を2つあげよう。
①10年前と指導現場が変わっていないこと。
これはつまりどういうことかというと、
「新しい、若い、指導者がいない、少ない」=「教員不足」
教員も人手不足で一人ひとりの業務負担が大きいそうだ。
そうなると部活動を見ている時間もない。
給料も若い頃は一般企業よりも少ないか…
そのため、
教員の道へ進む若い人材はどんどん減っていく一方である。
この現状が続く限り、
教員が顧問を務めるサッカー指導の現場においてサッカーのレベルを底上げする以前の問題だ。
時が経てば教員が部活動の顧問を務める時代は終わり、
外部コーチを雇うという形で部活動を支えるようになるか。
兎にも角にも指導現場は10年前と何一つ変わっていない。
選手に伝える言葉、試合中の指示、選手(生徒)たちとの関わり方などなど。
この歳になったからなのか、
10年ぶりに見たからなのか、
わからないが細かいところがよく見えるようになった、見えた気がする。
②部員数が少ない。
これはつまりどういうことかというと、
「子どもの数が少ない」=「少子高齢化が進んでいる」
これが一番の大きな問題だ。
もはや茅ヶ崎市だけでなく、
少子高齢化は社会的問題である。
母校も現在、1.2年生合わせて部員数が約14人程度。
私が在籍していた時は約30人くらいはいた記憶がある。
それに比べるとだいぶ減っている。
中には部員数が足りなくなって「サッカー部が廃部」となってしまった学校もあるそう。
仕方がないこととはいえ、
とても残念だ…
①指導現場が変わっていないこと が10年前と変わらないこと。
②部員数が減っていること が10年前と変わってしまったこと。
これら2つが10年前と変わったことそして、変わらないことであり、
茅ヶ崎市のサッカーレベルがこれ以上上がらないと感じた理由である。
どうにかしたい…
どうにかしてあげたい…
自分が育った地域に何か貢献したい…
できることはないか…
考えた結果、
中学生の時にお世話になった恩師が勤めている学校で少しサッカー部のコーチングをさせていただけることになった。
JOCVが決まっているため、
年内という限られた時間ではあるが、
選手のため、
茅ヶ崎市のサッカーレベル底上げのため、
できることをやろうと頭を下げてお願いした。
〜先週の一コマ〜
↑先週、会社の後輩たちを集めてフットサルをした。
こんなにも人数が集まるとは思ってもなく、
みんなが楽しめる機会になって本当に嬉しかった。
仕事ばかりしてないでこういう束の間の息抜きを、
スポーツを通じてできることが素晴らしい。
育った環境や言葉、文化、宗教、全てのバックグラウンドはスポーツには関係ない。
スポーツっていいな〜。
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
また来週もよろしくお願いします🙇♀️